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    • 2015.04.17 Friday
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    告白

    現在映画が公開されている「告白」。
    この原作は「本屋大賞」に選出された時から気になっていたけど、
    映画の方は特に観に行こうかとは思っていませんでした。
    それでも原作だけは読んでみようかと思い、今日駅前の書店で文庫本を買いました。
    (以下ネタバレ&感想含みます)
    「私の娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
    映画の告知CMでもこの台詞がよく聞かれたけど、原作では全て登場人物の「告白」で
    構成されています。
    小説の表現手法としてはかなり斬新だと思いました。

    教師の娘が中学校のプール事故で死んだのは実は自分の教え子に殺されたという
    衝撃的な「告白」から始まる第1章「聖職者」。
    牛乳の話から始まり、自分が教師になったきっかけや自分の娘のことを交えながら
    少年法の話からこの事件へと話を進めていくんだけど、流石にこの「告白」シーンを
    映像化するのは困難なのでは?と思いました。
    実際にこの章での森口の「告白」を脚本化した場合20〜30分はかかりそうだと・・・
    多分映画版ではある程度端折っている可能性もあるかもしれないけど。

    以降は章ごとに語り手が変わっていきます。
    第2章の「殉教者」では2年生に進級した学級委員・美月が森口に宛てた手紙形式で
    1学期の出来事を打ち明けます。
    第3章「慈愛者」では直樹の姉が彼らの母親の死後に見つけた日記を読むという形式で
    母親と直樹のやり取り、学校に対するクレーマーぶりがうかがえる内容です。
    第4章「求道者」は少年B(直樹)、第5章「信奉者」は少年A(修哉)がそれぞれ事件に至るまで、
    そしてその後の出来事を「告白」していくというそれぞれの視点から見た事件の真相を
    掘り下げていくことになります。

    そして最終章の「伝道者」では森口が少年B(修哉)に宛てた伝言で締め括られています。
    クライマックスは私が思っていたのとは全く違っていました。

    作中で実際に起こった未成年の事件も引き合いに出されている場面もあったけど、
    これは今の中学生が読むには適しているのか?それとも適していないのか?
    それは意見の分かれるところかもしれません。
    逆に言えば少年法について深く考えることの出来る作品ともいえるのかもしれません。

    映画版では松たか子が森口を演じているんだけど、実は個人的に松たか子ってあまり
    好きじゃないんだよなぁ・・・
    でも映画の方は観たくなりましたね。
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