獣の奏者 菊蛇編

評価:
上橋 菜穂子
講談社
¥ 660
(2009-08-12)

先々月に書店に立ち寄った際、書店に平積みになっていたのとタイトルと
粗筋に惹かれて「闘蛇編」と続編の「王獣編」を同時に購入していました。
で、「闘蛇編」を先日読了したのでその感想を・・・
(以下ネタバレ&感想含みます)
この物語の主人公は闘蛇衆の集落に住むエリンという10歳の女の子です。
獣の獣医師である母親と二人で幸せに暮らしていたものの、ある日集落で飼っていた
闘蛇が大量に死んでしまう事件が起きてしまいます。
その責任を問われた母親は死刑を宣告され、エリンが母親を救おうと闘蛇の群れに
紛れ込んだものの、どうにか生き長らえて蜂飼いのジョウンに助けられて
一緒に暮らすようになります。
その後4年の歳月が経ちエリンは母親と同じ獣の獣医師を目指すべく獣の獣医師の
学校に入学、そこで出会った王獣の世話をすることになるんだけど・・・
その王獣と出会ったことがきっかけで後年に王国の命運を左右する出来事に
巻き込まれることになってしまいます。

何か読んでいくうちに物語の情景描写がすぐに思い浮かんできたけど、
既にNHK教育テレビでアニメ化されていたんですね。
この手のファンタジーものって日本人作家の手に掛かるとどうしてもスケールダウン
してしまいがちになることが多いけど、この作品では主人公の苦難・生き物の生死の
あり方などテーマ性がしっかりしていますね。
ファンタジーとしてはかなりテーマが深いかな?

何といってもエリンの物事を深く知ろうという姿勢には感服させられたけど、
今後どんな獣の獣医師になっていくのか、リランとの関わりはどうなっていくのか
興味深いところです。

「王獣編」は今日から読み始めました。
読了後の印象がどうなっているのか自分でも楽しみになっています。
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